MARCH合格を目指す高校生必見!予備校の選び方と活用術を徹底解説

目次

MARCHってどんな大学?まず目標を知ることから始めよう

大学受験を意識し始めたとき、よく耳にするのが「MARCH」という言葉です。でも、MARCHが何の略なのか、どんな大学群なのかを正確に理解している高校生は意外と少ないもの。まずはここをおさえておきましょう。

MARCHとは何か?大学群の基本知識

MARCH(マーチ)とは、東京を中心とした5つの有名私立大学の頭文字をとった呼び名です。具体的には以下の通りです。

  • M:明治大学(Meiji University)
  • A:青山学院大学(Aoyama Gakuin University)
  • R:立教大学(Rikkyo University)
  • C:中央大学(Chuo University)
  • H:法政大学(Hosei University)

これらはすべて東京に本部を置く難関私立大学です。就職実績や学習環境の充実ぶりから、全国の受験生に人気があります。どの大学も「偏差値60前後」の学部が多く、しっかりとした受験対策が必要です。

MARCHは一括りにされることが多いですが、それぞれの大学に得意分野や校風の違いがあります。たとえば中央大学の法学部は司法試験合格者を多く輩出しており法律系で有名ですし、立教大学は外国語教育やキャンパスの雰囲気が魅力です。青山学院大学は国際系に強く、明治大学や法政大学は幅広い学部を持ちます。

自分がどの分野に興味があるかを踏まえて、5大学の中でも志望校を絞り込むことが合格への第一歩になります。

MARCHの難易度はどれくらい?偏差値の目安を知ろう

MARCHの難易度を理解するために、まず偏差値の目安を確認しましょう。以下の表はあくまで目安ですが、受験計画を立てるときの参考にしてください。

大学名代表的な学部偏差値の目安(河合塾基準)
明治大学商学部・情報コミュニケーション学部62.5〜65.0
青山学院大学国際政治経済学部・経営学部60.0〜65.0
立教大学経営学部・社会学部60.0〜65.0
中央大学法学部・総合政策学部57.5〜65.0
法政大学法学部・社会学部57.5〜62.5

偏差値だけが合否を左右するわけではありませんが、現在の自分の学力との差を把握しておくことは大切です。模試を積極的に受験しながら、自分の現在地を正確につかんでいきましょう。

MARCH合格に必要な科目と試験形式を把握しよう

MARCHの試験は大学・学部ごとに異なりますが、多くの文系学部では英語・国語・地歴(または数学)の3科目が基本です。理系学部では英語・数学・理科が中心となります。

注目しておきたいのが、英語の配点が高いという点です。MARCHの英語試験では長文読解・文法・語彙など幅広い力が試されます。英語をいかに得意科目にできるかが、合否を大きく左右します。また、共通テスト利用入試を活用するルートも増えており、国公立との併願を考えている人にとっても戦略的に使える選択肢です。

試験形式(マーク式か記述式か)も大学ごとに違いますので、志望校の過去問は早めにチェックしておきましょう。

合格までのスケジュールをイメージしよう

MARCHを目指す場合、高校1・2年生のうちから基礎固めを進めることが理想です。高校3年生になってから始めるケースも多いですが、その場合は夏休み前までに基礎を完成させることが合格ラインに届くためのポイントです。

一般的なスケジュールのイメージは次のとおりです。

  • 高1・高2:英語と数学(または古文・漢文)の基礎を固める
  • 高3の4〜7月:全科目の基礎〜標準レベルを完成させる
  • 高3の8〜10月:応用問題・志望校別の対策を強化
  • 高3の11〜1月:過去問演習・弱点補強・最終調整

特に英語は積み上げ型の科目なので、早めに取り組むほど有利です。英単語帳(「システム英単語」や「ターゲット1900」など)を高1・高2のうちから繰り返し使うことで、受験期に入ったときの余裕が大きく変わります。


MARCH受験に予備校は必要?独学との違いをはっきり知ろう

「予備校に通わなくても合格できる」という声もある一方で、MARCHレベルになると予備校を活用する受験生が多数派です。ここでは独学と予備校を客観的に比較し、自分に合った選択を考えてみましょう。

独学で合格できるのはどんな人?

独学でMARCHに合格する人がいるのは事実です。ただし、そのためには自己管理能力が高く、自分で参考書・問題集を選んで計画的に進められる力が必要です。また、学校の授業がしっかりしていてある程度の基礎力がついている場合にも独学は機能しやすいです。

独学の強みは費用が安く抑えられること、自分のペースで進められることです。しかし「どの参考書を選べばいいかわからない」「勉強のやり方が合っているか不安」という状況では、時間を大きくロスしてしまうリスクがあります。

予備校を使うとどんなメリットがある?

予備校の最大のメリットは体系的なカリキュラムと専門講師による授業が受けられることです。自分では気づきにくい弱点を指摘してもらえたり、最新の入試傾向に対応した指導を受けられたりする点は、独学では得づらいものです。

また、予備校には同じ目標を持つ仲間がいる環境があります。周囲の頑張りが刺激になり、モチベーションを保ちやすくなるのも大きなメリットです。自習室が使えることで、家では集中できない人にとっても学習環境が整います。

予備校を選ぶ際に確認すべきポイント

予備校を選ぶときに確認しておきたいポイントは以下の通りです。

  • MARCH対策の実績があるかどうか
  • 授業スタイル(映像・集団・個別)が自分に合っているか
  • 費用と通いやすさ(立地・通塾時間)
  • 自習室の充実度と開放時間
  • 担任制やチューター制度があるかどうか

「とりあえず大手に入ればいい」という選び方は注意が必要です。大手だからといって自分に合うとは限りません。体験授業や無料相談を積極的に活用して、「ここなら頑張れる」と感じられる場所を探すことが大切です。

通塾と映像授業、どちらを選ぶべき?

近年は映像授業サービス(スタディサプリなど)も充実してきており、自宅で大手予備校のカリキュラムに匹敵する授業が受けられる時代になっています。部活動や習い事で通塾が難しい人にとっては大きな選択肢です。

一方で、映像授業は意志力が必要です。自分で再生ボタンを押し、決められたペースで進めていく自己管理が求められます。「管理された環境でないと続かない」という場合は、通塾型の予備校の方が向いています。自分の性格や生活スタイルに合わせて選ぶのが正解です。


MARCH対策に強い予備校を比較してみよう

一口に予備校といっても、その規模・スタイル・費用は様々です。ここでは代表的な予備校の特徴を整理して、自分に合ったところを探すヒントにしてください。

大手集団授業型予備校の特徴(河合塾・東進・駿台)

集団授業型の大手予備校は受験のプロが作り上げたカリキュラムと豊富な模試が魅力です。

予備校名特徴MARCH対策の強み
河合塾集団授業が中心。テキストの質が高く、模試の精度でも定評がある私大コースが充実。MARCH・関関同立に特化したクラス設定あり
東進ハイスクール映像授業で有名講師の授業が受けられる。担任指導制度あり志望校別の過去問演習講座が豊富。自分のペースで進められる
駿台予備校理系に強い印象があるが、文系MARCH対策コースも充実テキスト・模試の質が高く、難関私大対策として評価が高い

大手予備校は模試の受験者数が多いので、全国の中での自分の立ち位置を正確に把握しやすい点も大きなメリットです。年間を通じた学習スケジュールが設計されているため、「何を、いつまでに、どのくらいやればいいか」がわかりやすいのも安心感につながります。

個別指導型予備校・個別塾の特徴

個別指導型は自分の苦手科目に集中して対策できるのが最大のメリットです。集団授業についていくのが難しい人や、特定の科目だけ強化したい人に向いています。

代表的な個別指導塾としては「トライ」「明光義塾」「武田塾」などがあります。なかでも武田塾は「授業をしない」スタイルで話題になっており、参考書を使った自学自習をプロが管理する独自の仕組みで、MARCHへの合格実績を多く持っています。自分で勉強を進める力がある人に特に合っています。

オンライン予備校・映像授業サービスの活用法

地方に住んでいる受験生や、通塾の時間を節約したい人にはオンライン予備校も有力な選択肢です。「スタディサプリ」は月額費用が安く、東大卒や有名予備校講師による授業動画が見放題です。

また、「Z会の通信教育」は記述問題の添削が充実しており、MARCHレベルの記述対策にも使えます。「受験サプリ」「atama+」など、AIを活用した個人最適化型の学習ツールも登場しており、苦手な単元を効率よく潰すのに役立ちます。

予備校の費用と費用対効果を考えよう

予備校への投資は決して安くはありません。年間の費用の目安を把握しておきましょう。

タイプ年間費用の目安備考
大手集団授業型(フルコース)50〜80万円程度模試・テキスト代を含む。夏期・冬期講習は別途
個別指導型(週2〜3回)30〜60万円程度科目数・コマ数によって大きく変わる
映像授業(スタディサプリ等)2〜5万円程度自己管理が前提。個別サポートは別途費用

費用を払えば合格できるわけではありませんが、費用対効果を高めるためには「使い倒す」姿勢が大切です。自習室を積極的に使い、質問しやすい環境を活用し、提供されたカリキュラムを真剣にこなすことで、初めて予備校の価値が生まれます。


MARCH合格に向けた科目別の勉強法を押さえよう

予備校選びと並行して重要なのが、各科目の具体的な勉強法です。ここでは文系MARCH志望者向けに、英語・国語・社会の勉強法を解説します。

英語の対策:単語・文法・長文読解の順番を守ろう

英語はMARCHの試験においてもっとも配点が高い科目であることが多く、ここで差がつきやすいです。勉強の順番は「単語→文法→長文読解」が基本です。

まず英単語は「システム英単語(駿台文庫)」や「ターゲット1900(旺文社)」などを使って、高3の夏までに2000語レベルを覚えるのが目標です。次に文法は「Next Stage(桐原書店)」などの問題集で演習を繰り返します。長文読解は「The Rules(旺文社)」や「やっておきたい英語長文(河合出版)」シリーズが人気です。

MARCHの英語は長文の文章量が多いため、速読の練習も欠かせません。毎日少なくとも1つの英文を読む習慣をつけることが実力アップにつながります。

国語の対策:現代文と古文・漢文を分けて考えよう

国語は「現代文」「古文」「漢文」の3分野に分かれます。それぞれの対策を分けて考えることが重要です。

現代文は「読み方のルール」を学ぶことから始めます。「現代文読解力の開発講座(駿台文庫)」や「船口のゼロから読み解く最強の現代文(Gakken)」がよく使われます。評論文では段落の構造をつかむ練習をしましょう。

古文は単語と文法の暗記が土台です。「古文単語315(桐原書店)」と「富井の古文読解をはじめからていねいに(Gakken)」の組み合わせが定番です。漢文は「句形(返り点・送り仮名のルール)」を覚えれば得点しやすい科目なので、後回しにせず早めに仕上げましょう。

地歴・公民の対策:暗記と理解を同時に進める

多くのMARCH文系志望者が選ぶのが日本史か世界史です。どちらも暗記量が多い科目ですが、ただ覚えるだけでは応用問題に対応できません。「なぜその出来事が起きたか」という因果関係を理解しながら覚えることが大切です。

おすすめの参考書は、日本史なら「詳説日本史B(山川出版社)+一問一答(東進)」、世界史なら「ナビゲーター世界史(山川出版社)+一問一答」の組み合わせが王道です。夏休みまでに教科書の通読を1〜2回終わらせ、秋以降は問題演習に移行するのが理想的なペースです。

過去問演習の進め方と活用のコツ

過去問演習は高3の秋(10月〜11月)頃から本格的に始めるのが一般的です。ただし、早めに1〜2年分解いて「どんな問題が出るか」を確認しておくことは高2のうちでも有効です。

過去問演習のポイントは「解いて終わり」にしないことです。間違えた問題の原因を分析し、参考書に戻って補強するという繰り返しが実力を底上げします。「赤本(教学社)」で過去10年分を仕上げることが合格への道筋です。


モチベーションを保ちながら受験を乗り越えるためのヒント

受験勉強は長い戦いです。いくら計画が完璧でも、途中でモチベーションが切れてしまうと結果につながりません。ここでは精神面も含めた受験対策のヒントをお伝えします。

なぜMARCHを目指すのか、目的を明確にしよう

「なんとなく偏差値が高そうだから」という理由でMARCHを目指していると、受験勉強が辛くなったときに踏ん張れなくなることがあります。「なぜこの大学に行きたいのか」を自分の言葉で答えられるようにしておくことが、長期間の勉強を支える土台になります。

オープンキャンパスに参加したり、大学のウェブサイトで学部の情報を調べたりして、志望校への具体的なイメージを持つようにしましょう。「この大学でこういうことを学びたい」という明確なビジョンが、勉強の原動力になります。

スランプを乗り越えるための習慣づくり

受験勉強中には必ずスランプが訪れます。模試の点数が伸び悩んだり、勉強に集中できない日が続いたりすることは誰にでもあります。そんなときに大切なのが「小さな達成感を積み重ねる習慣」です。

たとえば「今日は英単語を30個覚えた」「過去問を1セット解いた」という小さな成功体験を日記やアプリに記録していくと、後から見たときに「ここまでやってきた」という自信につながります。予備校の担任やチューターに相談することも、気持ちをリセットするうえで効果的です。

生活リズムを整えることが成績に直結する

勉強時間の確保も大切ですが、睡眠と食事のリズムを整えることが意外と見落とされがちです。睡眠不足の状態では記憶の定着が落ち、集中力も低下します。受験生の理想的な睡眠時間は6〜8時間です。夜中まで勉強を続けるよりも、早起きして朝の時間帯に集中した方が効率が上がる場合も多いです。

また、適度な運動(ウォーキングや軽いストレッチなど)は脳の活性化にも効果的です。受験直前期になってもリフレッシュの時間を意識的に作ることで、長期戦を乗り切る体力と精神力を保てます。

予備校の先生・担任を頼ることをためらわない

予備校に通っているのに「質問しにくい」「相談するのが恥ずかしい」という気持ちを持つ受験生は意外と多いです。でも、予備校の先生や担任は相談されることを待っています。わからないことはすぐに質問する、進路の悩みは担任に打ち明けるという姿勢が、合格に近づくための最短ルートです。

成績が伸び悩んでいると感じたら、一人で抱え込まずに相談してみましょう。客観的なアドバイスをもらえることで、意外とあっさり問題が解決することもあります。


MARCH入試の最新傾向と志望校選びの最終チェック

入試の傾向は毎年少しずつ変わります。志望校を最終決定する前に、最新の入試情報を確認することが大切です。ここでは近年の傾向と、志望校選びの最終チェックポイントをまとめます。

共通テスト利用入試をうまく使おう

MARCHはどの大学も共通テスト利用入試(共テ利用)を導入しています。一般入試と比べて受験できる回数が増えるため、戦略的に活用することで合格のチャンスを広げられます。

共テ利用では、高得点が必要な分、万全な対策が求められます。国公立大学も目指している人は、共通テストの勉強がそのままMARCHの共テ利用対策にもなるため、一石二鳥の効果があります。

複数学部・複数日程への出願戦略を立てよう

MARCHを目指す受験生の多くは、同じ大学の複数の学部や、複数の大学に出願します。出願校の選び方は「チャレンジ校・実力相応校・安全校」の3段階で考えるのが基本です。

  • チャレンジ校:今の実力より少し上。本命として狙う大学・学部
  • 実力相応校:模試の判定でC〜B判定が出ている大学・学部
  • 安全校:合格の可能性が高い大学・学部(日東駒専など)

安全校をしっかり確保しておくことで、精神的な余裕が生まれます。「どこも受からなかったらどうしよう」という不安が減ると、本命校への集中力が高まります。

オープンキャンパス・入試説明会に参加しよう

志望校選びで意外と大切なのが実際にキャンパスに足を運ぶ体験です。雰囲気、施設、学生の様子を直接感じることで、「ここで4年間勉強したい」というリアルなモチベーションが生まれます。

各大学のオープンキャンパスは春〜夏に開催されることが多く、事前予約が必要な場合があります。大学の公式サイトをこまめにチェックして、積極的に参加しましょう。

最終的に大切なのは「自分が納得して選ぶこと」

偏差値や知名度だけで大学を選んでしまうと、入学後に「こんなはずじゃなかった」と感じることがあります。学びたい内容・将来の目標・キャンパスの雰囲気を総合的に考えて、自分が納得できる志望校を選ぶことが大切です。

受験勉強は確かに大変ですが、それだけ自分の未来を真剣に考えている証拠でもあります。ここで費やした時間と努力は、必ず将来に活きてくるものです。焦らず、着実に、自分のペースで前に進んでいきましょう。