早稲田アカデミーの大学受験部はどんな予備校なのか
大学受験の予備校を探し始めると、早稲田アカデミーという名前を目にする機会があると思います。中学受験や高校受験の塾というイメージが強いので、大学受験でも通えるのかと迷う人も多いはずです。この章では、早稲田アカデミーの大学受験部がどんな予備校なのかを、基本から順番に整理していきます。
中学受験と高校受験で知られる進学塾が運営している
早稲田アカデミーは、東京・神奈川・埼玉・千葉などの首都圏を中心に校舎を構える進学塾です。もともと中学受験と高校受験の指導で名前が知られてきました。開成中学や早慶附属高校といった難関校を目指す小中学生が、多く通っている塾です。
その指導ノウハウを高校生向けに広げたのが、大学受験部です。大学受験の予備校は、大手の全国チェーンが目立つ分野です。その中で、地域に根ざした進学塾が運営しているという点が、早稲田アカデミーの大きな特徴になります。講師と生徒の距離が近く、授業の雰囲気も親しみやすいと感じる人が多いようです。
小中学生のころから通っている生徒もいれば、高校生になってから入塾する生徒もいます。高校から入る場合でも、大学受験部の授業は高校生だけで構成されているので、置いていかれる心配は少なめです。
大学受験部のブランド名はSuccess18
早稲田アカデミーの大学受験部は、Success18(サクセスジュウハチ)というブランド名で運営されています。18歳の春に、志望する大学へ進むという意味合いが込められています。校舎の看板や資料でもこの名前が使われているので、入塾を考えるときは覚えておくと便利です。
パンフレットやホームページで「早稲田アカデミー」と「Success18」が並んで出てくると、別の塾のように見えて戸惑うかもしれません。どちらも同じグループの大学受験部だと考えて大丈夫です。
通える校舎は、ターミナル駅の周辺に多く置かれています。通学路の途中で寄りやすい場所を選べるのは、毎日の勉強を続けるうえで大切なポイントです。最寄りの校舎は、公式サイトの校舎一覧から確認してください。
早慶上智、MARCH、難関国公立を目指す高校生に向いている
大学受験部が主な目標にしているのは、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学、そしてMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)です。東京大学や一橋大学、東京工業大学など、難関国公立大学を目指すクラスも用意されています。
一方で、まだ志望校が決まっていない高校1年生や、これから基礎を固めたい高校生にとっても入りやすい作りです。次の表に、向いている人の特徴をまとめました。
| タイプ | 向いている理由 |
|---|---|
| 早慶・MARCHを狙いたい人 | 志望校のレベルに合わせた授業と演習が受けられる |
| 一人で勉強すると続かない人 | 校舎に通う習慣がつき、仲間と競い合える |
| 質問や相談をこまめにしたい人 | 少人数の校舎で、講師や担当者に声をかけやすい |
| 首都圏に住んでいる人 | 通いやすい校舎が見つかりやすい |
この表は目安です。自分がどのタイプに近いかを見ておくと、体験授業で確認したい点がはっきりします。
早稲田アカデミーの大学受験対策の特徴
予備校を選ぶときは、合格実績の数字だけでなく、授業の進め方や学習環境も大事な判断材料です。ここでは、早稲田アカデミーの大学受験対策がどのように進むのかを、授業のスタイル、志望校別の対策、科目ごとの内容の順に見ていきます。
集団授業で競い合える環境がある
早稲田アカデミーの授業は、集団授業が中心です。同じ目標を持つ生徒が同じ教室で学ぶので、周りの頑張りが自然と刺激になります。テストの結果が貼り出されたり、順位が見えたりする場面もあり、「あの子には負けたくない」という気持ちが勉強を後押ししてくれます。
映像授業と違い、先生が生徒の表情を見ながら進めるのも集団授業の良さです。理解が追いついていない様子があれば、その場で説明を足してくれます。分からないところを放っておかない雰囲気があるので、数学のように積み上げが大切な科目でも安心です。
もちろん、人と比べられることが苦手な人もいます。そういう場合は、無理に順位を気にせず、自分の前回の点数と比べるように意識すると続けやすくなります。
志望校に合わせた学習計画を立てられる
大学受験は、志望校ごとに出題の傾向が大きく違います。たとえば早稲田大学の英語は長い英文を速く正確に読む力が問われますし、慶應義塾大学の小論文や理科は、学部ごとに形式が変わります。早稲田アカデミーでは、志望校の傾向に合わせた対策を取り入れた授業や演習が組まれています。
入塾後は、学力の現状や志望校をもとに、学習の進め方を相談できます。決めておきたいのは、次の3つです。
- いつまでに基礎を終わらせるか
- 過去問演習を始める時期はいつか
- 共通テストと個別試験のどちらに重点を置くか
この3つが決まると、毎日の勉強に迷いが減ります。志望校がまだ決まっていない人は、まずオープンキャンパスの情報を集めるところから始めて、相談の場で一緒に絞り込んでいく進め方もあります。
英語・数学・国語の授業の進め方
大学受験の主要3科目は、勉強の順番が合否に直結します。早稲田アカデミーの科目別の考え方を、代表的な単元で見てみましょう。
英語は、英文法と英単語を固めたうえで長文読解に進みます。関係詞や仮定法のような文法の土台がぐらついていると、長文で意味が取れなくなるため、基礎の確認から丁寧に入ります。
数学は、数列、微分・積分、ベクトルなど、早慶レベルで頻出する単元を軸に演習を重ねます。公式を覚えるだけでなく、なぜその式が使えるのかを説明できる状態を目指します。
国語は、現代文の読解と古文単語・古典文法が柱です。古文は単語を後回しにすると差がつきやすいので、早めに取り組む価値があります。
授業の内容や進度は、学年やクラスによって変わります。詳しいカリキュラムは校舎の面談で確認してください。
駿台・河合塾・東進と比べてどう違うのか
予備校選びでは、複数の塾を並べて比べることが欠かせません。ここでは、駿台予備学校、河合塾、東進ハイスクールの3つと、早稲田アカデミーの違いを整理します。どれが優れているかではなく、自分に合うかどうかで考えるのがコツです。
駿台予備学校・河合塾との違い
駿台予備学校と河合塾は、全国に校舎を持つ大手予備校です。駿台は難関国公立大学や医学部の指導で知られ、河合塾は全国規模の模試と豊富なデータが強みです。どちらも在籍する生徒数が多く、レベル別に細かくクラスが分かれているのが特徴です。
これに対して早稲田アカデミーは、首都圏を中心にした地域密着型です。規模では大手に及びませんが、校舎ごとの距離感が近く、講師や担当者に相談しやすいという良さがあります。大教室で自分から動けるタイプの人は大手、面倒を見てもらいながら進めたい人は早稲田アカデミーが合いやすい傾向です。
どちらの方向がしっくりくるかは、実際に教室の雰囲気を見ないと分かりません。体験授業を受けて、先生の話し方や生徒の様子を確かめておくのが近道です。
東進ハイスクールとの違い
東進ハイスクールは、映像授業が中心の予備校です。好きな時間に、自分のペースで授業を進められます。部活が忙しい人や、すでに得意な科目をどんどん先に進めたい人には向いています。
早稲田アカデミーは、決まった時間に教室で受ける集団授業が基本です。時間が固定されるぶん、勉強のリズムが作りやすく、サボりにくいという利点があります。反対に、部活の予定や学校行事との調整は、事前に考えておく必要があります。
勉強のペースを自分で管理できるなら東進、授業の時間に合わせて動くほうが続けられるなら早稲田アカデミー、というのがおおまかな判断基準です。
4つの予備校を比べた一覧表
それぞれの特徴を一覧にまとめました。細かな内容は年度ごとに変わる場合があるので、最終的には各校の公式サイトで確認してください。
| 予備校 | 授業の形 | 強み | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 早稲田アカデミー | 集団授業が中心 | 首都圏密着で相談しやすい | 面倒を見てもらいながら進めたい人 |
| 駿台予備学校 | 集団授業が中心 | 難関国公立・医学部の指導 | 最難関を目指し自分で動ける人 |
| 河合塾 | 集団授業が中心 | 全国模試とデータが豊富 | 現在の立ち位置を細かく知りたい人 |
| 東進ハイスクール | 映像授業が中心 | 自分のペースで進められる | 部活と両立したい、先取りしたい人 |
表を見て気になった項目があれば、そこが自分にとって一番大事なポイントです。体験授業や面談では、その点を重点的に質問してみてください。
初めての大学受験で入塾する前にやっておきたいこと
入塾を決めてから慌てないために、事前に準備しておくと役立つことがいくつかあります。学年ごとの勉強の進め方、体験授業での確認事項、費用や通学の考え方を、順番にお伝えします。
高1・高2のうちに基礎を固めておく
早慶やMARCHのような難関大学を目指す場合、高3になってから基礎を一から学び直す余裕はあまりありません。高1・高2のうちに、英単語と英文法、数学の基本的な計算と公式、古文単語の3つを固めておくと、高3の演習にスムーズに入れます。
学校の授業と定期テストをしっかりこなすことが、基礎固めの一番の近道です。定期テストの範囲を、テスト前の一夜漬けではなく、日頃から復習しておくだけでも力がつきます。早稲田アカデミーの大学受験部は、高校1年生から通えるコースも用意されているため、早めに通い始めて学習習慣をつける選択肢もあります。
まだ志望校がはっきりしない人も、まずは英語と数学だけでも先に動き出しておくと、後で選べる大学の幅が広がります。
体験授業と面談で確認したい点
入塾前には、体験授業と面談に参加することをおすすめします。実際に教室に入ると、パンフレットでは分からない雰囲気が見えてきます。確認したいポイントは次のとおりです。
- 先生の説明が自分に合っているか
- 周りの生徒のレベルと雰囲気はどうか
- 質問したいときに、気軽に声をかけられるか
- 自習室の使いやすさや開室時間
- 志望校に向けたカリキュラムの流れ
この5つを見ておくだけでも、入塾後のミスマッチはかなり減らせます。保護者の方と一緒に参加して、通学の安全面や連絡の取り方まで確認しておくと安心です。
費用・通いやすさ・部活との両立を考える
予備校の費用は、学年や受講科目、コースによって変わります。授業料のほかに、テキスト代や模試代、季節講習の費用がかかる場合があります。月々の金額だけを見て決めると、後から総額が想定より増えることもあるので、1年間でいくらになるかを面談で確認しておきましょう。
通いやすさも長く続けるうえで大事な条件です。学校から校舎までの移動時間が長いと、それだけで疲れてしまいます。乗り換えが少なく、夜遅くなっても帰りやすい校舎を選ぶのがポイントです。
部活との両立は、高校生に共通する悩みです。部活の引退時期や大会の日程を、あらかじめ講師や担当者に伝えておくと、授業の振替や学習計画の調整を相談できます。引退後に一気に追い込めるよう、部活中も週に数回は勉強の時間を確保しておくのがおすすめです。
料金や開講コース、校舎の情報は毎年更新されます。最新の内容は、早稲田アカデミー公式サイトで必ず確認してください。
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