中央大学と法政大学、どっちを選ぶ?受験生のための徹底比較ガイド

「中央大学と法政大学、結局どっちがいいんだろう?」と悩んでいる受験生はとても多いです。どちらもMARCHの中に含まれる有名大学で、知名度・就職実績ともに高水準。だからこそ、どちらを第一志望にするべきか迷ってしまうのです。

この記事では、学部・偏差値・キャンパスの立地・就職実績・学費・校風といった観点から両大学を徹底的に比較します。あなたの目標や個性にピッタリの大学を選ぶための判断材料を、教育アドバイザーの視点からわかりやすくお伝えします。


中央大学と法政大学はどんな大学?まず基本を押さえよう

受験校を比べるとき、まず「その大学がどんな歴史と特色を持っているか」を知ることが大切です。中央大学と法政大学はどちらも明治時代に創立された伝統校で、100年以上の歴史があります。それぞれが持つ強みや雰囲気を知ることで、あなた自身が「通いたい」と思える大学をイメージしやすくなります。

中央大学の基本プロフィール

中央大学は1885年(明治18年)に英吉利法律学校として創立された大学で、「質実剛健」を校訓に掲げています。長年にわたり法曹界・実業界に多くの人材を輩出してきました。

特に法学部の評価は国内トップクラスで、司法試験合格者数で長年上位を維持してきた実績があります。2023年には多摩キャンパスにあった法学部が茗荷谷キャンパス(東京都文京区)に移転し、都心アクセスが格段に向上しました。

学部は以下の10学部で構成されています。

  • 法学部
  • 経済学部
  • 商学部
  • 文学部
  • 総合政策学部
  • 国際経営学部
  • 国際情報学部
  • 理工学部
  • 理学部(2025年新設)
  • ビジネス学部(2025年新設)

上記のように学部の幅が広く、文理双方にわたる学問が学べる総合大学です。特に法学部・経済学部・商学部は「3大看板学部」として受験生に人気です。

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法政大学の基本プロフィール

法政大学は1880年(明治13年)に東京法学社として創立された大学で、日本の私立大学の中でも最も古い部類に入ります。「自由と進歩」という建学の精神のもと、社会科学系を中心に幅広い学問領域をカバーしてきました。

法政大学の大きな特徴はキャンパスが都心に集中している点です。市ヶ谷(千代田区・新宿区境界)、多摩(東京都町田市)、小金井(東京都小金井市)の3キャンパス体制ですが、主要学部は市ヶ谷キャンパスに集まっています。

学部は以下の15学部(2024年度時点)で構成されています。

  • 法学部・文学部・経営学部・経済学部・社会学部
  • 現代福祉学部・人間環境学部・国際文化学部・キャリアデザイン学部
  • 情報科学部・デザイン工学部・理工学部・生命科学部・スポーツ健康学部・グローバル教養学部

学部の数が非常に多く、特に社会系・人文系・スポーツ・デザイン系といったユニークな学問領域が揃っています。自分のやりたいことが明確な人は、法政大学の幅広い学部から選択肢を探すのが向いているかもしれません。

MARCHの中での位置づけ

「MARCH」とは、明治・青山学院・立教・中央・法政の頭文字をとった総称です。この5大学はいずれも東京を拠点とする有力私立大学として、受験生から高い人気を誇っています。

MARCHの中での序列については諸説あり、学部・学科によって偏差値の高低は大きく異なります。一概に「どの大学が上」とは言い切れません。自分が志望する学部・学科ごとに偏差値・倍率・カリキュラムを比べることが重要です。

比較項目中央大学法政大学
創立年1885年1880年
建学の精神質実剛健自由と進歩
学部数10学部15学部
強みの分野法学・商学・経済社会・経営・デザイン

上の表はあくまで大まかな比較です。実際の志望校選びは、学部・入試形式・キャンパスなど個別の要素を詳しく調べてから決めましょう。


偏差値と入試難易度を学部別に比較する

大学を選ぶ上で偏差値は重要な目安のひとつです。ただし偏差値はあくまでも入試の難易度を示す指標であり、大学や学部の「良さ」そのものを測るものではありません。ここでは主な学部ごとの偏差値帯を確認しながら、受験戦略に役立てていきましょう。

主要学部の偏差値帯(河合塾基準・2024年度目安)

学部中央大学法政大学
法学部60〜62.557.5〜60
経済学部57.5〜6057.5〜60
経営・商学部57.5〜60(商学部)57.5〜60(経営学部)
文学部55〜6055〜57.5
理工系学部52.5〜57.547.5〜55

偏差値で見ると、法学部は中央大学がやや高めですが、それ以外の多くの学部では同程度の難易度帯に位置しています。偏差値だけでなく、入試の出題傾向や科目構成も合わせて確認するようにしてください。

入試形式の違い(一般・共テ・総合型)

両大学とも、一般入試・大学入学共通テスト利用入試・総合型選抜(AO入試)の3つの入試形式を用意しています。自分の得意科目や学習状況に合った受験方式を選ぶことが、合格への近道です。

中央大学の一般入試は3教科型と4教科型があり、学部によって受験科目が異なります。法学部・経済学部・商学部は英語の配点が高い傾向にあるため、英語を得意にしている受験生に有利です。

法政大学はT日程(全学部統一日程)を設けており、一度の試験で複数学部に出願できる仕組みがあります。スケジュール管理がしやすく、複数学部を狙いたい受験生に便利な制度です。

共通テスト利用の活用方法

共通テスト利用入試は、私立大学を受験しながら国公立大学も狙う受験生にとって効率的な受験方法です。中央大学・法政大学ともに共通テスト利用入試を実施しており、試験会場に出向かずに出願できるのがメリットです。

ただし、共通テスト利用は一般入試と比べて倍率が高くなりやすい傾向があります。確実に合格を目指すなら、一般入試との組み合わせで受験することをおすすめします。


キャンパスの立地と生活環境を比較する

大学生活の満足度は、キャンパスの場所や周辺環境に大きく左右されます。「通いやすい場所にあるか」「キャンパスの雰囲気が自分に合うか」は、4年間のモチベーションにも影響する重要な要素です。ここでは両大学のキャンパス立地を詳しく見ていきます。

中央大学のキャンパス事情

中央大学は多摩キャンパス(東京都八王子市)をメインとしており、広大な自然豊かなキャンパスが特徴です。キャンパス内には図書館・体育施設・食堂などが充実しており、「大学らしい大学」という雰囲気があります。

多摩キャンパスへのアクセスは多摩モノレール「中央大学・明星大学」駅が直結しており、新宿や立川からモノレールで約30〜40分かかります。都心からは距離があるため、一人暮らしをする学生も多いです。

2023年からは法学部が茗荷谷キャンパスに移転しました。茗荷谷は東京メトロ丸ノ内線の駅が最寄りで、新宿まで約15分・池袋まで約8分というアクセスの良さが魅力です。法学部を志望する受験生は、都心キャンパスという環境も大きなメリットになります。

法政大学のキャンパス事情

法政大学の主要キャンパスは市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区・新宿区)です。JR・地下鉄の「市ケ谷」駅や「飯田橋」駅から徒歩圏内にあり、都心のアクセス面では非常に優秀です。

周辺には企業や官公庁が多く、インターンシップや就活の移動にも便利な立地です。カフェや飲食店も豊富で、都会的な大学生活を楽しみたい人にはぴったりの環境といえます。

また、理工・情報系の学部は小金井キャンパス(東京都小金井市)、現代福祉・スポーツ系の学部は多摩キャンパス(町田市)に設置されています。志望学部がどのキャンパスに属するかを事前に確認しておきましょう。

キャンパスライフの違い:都会派 vs 郊外派

中央大学の多摩キャンパスは自然に囲まれた広大な敷地が魅力で、落ち着いた環境の中で勉強したい人に向いています。一方、法政大学の市ヶ谷キャンパスは都市の真ん中に位置し、刺激の多い環境で学べます。

どちらの環境が自分に合うかは、実際にオープンキャンパスを訪れて確かめるのが一番です。雰囲気を体で感じることで、「ここで4年間学びたい」という確信が生まれます。


就職実績と強い業界・職種を比較する

大学を選ぶ理由のひとつとして、「卒業後の就職に有利かどうか」を気にする受験生も多いと思います。中央大学と法政大学はどちらも就職支援に力を入れており、大手企業への就職実績も豊富です。ここでは就職面での特徴を整理していきます。

中央大学の就職に強い分野

中央大学は法曹(弁護士・検察官・裁判官)・公認会計士・税理士などの難関資格職に強い大学として知られています。司法試験合格者数では私立大学の中でも上位に位置しており、「資格を取って専門職に就きたい」という目標を持つ受験生に向いています。

就職先としてはメガバンク・大手証券・大手保険・大手監査法人などの金融機関が多いほか、コンサルティングファームや商社への就職実績も積み上がっています。「堅実なキャリアを歩みたい」と考える受験生からの信頼が厚い大学です。

法政大学の就職に強い分野

法政大学はメーカー・情報通信・サービス業・マスコミなど、幅広い業種への就職実績があります。特に経営学部・社会学部・キャリアデザイン学部出身者の就職率は高く、自分の強みを活かしたキャリアを描きやすい環境が整っています。

また、法政大学は体育会系のクラブ活動が盛んで、スポーツ推薦での入学者も多いため、体育会系のOB・OGネットワークが就活で強みになることもあります。マスコミ・スポーツ関連業界への就職を目指す場合は要注目です。

就職支援サービスの充実度

中央大学・法政大学ともにキャリアセンター(就職支援窓口)を設けており、OB・OG訪問の斡旋・模擬面接・エントリーシート添削など多様なサポートを提供しています。

大学のブランド力だけでなく、自分が在学中にどれだけ力をつけるかが最も大切です。大学のサポートをうまく活用しながら、自分自身のキャリアを主体的に設計していく姿勢を持ちましょう。


学費・奨学金制度を比較する

大学4年間の費用は総額で数百万円にのぼることも多く、家庭の経済状況を考えると「学費がいくらかかるか」は避けて通れない話題です。中央大学と法政大学の学費と奨学金制度について確認しておきましょう。

初年度学費の目安比較

大学・学部初年度学費(目安)
中央大学・法学部約113万円
中央大学・経済・商学部約118万円
中央大学・理工学部約170万円
法政大学・法学部約115万円
法政大学・経済・経営学部約120万円
法政大学・理工系学部約170〜180万円

上記はあくまで目安です。入学金・施設設備費・実験実習費なども含まれるため、必ず各大学の公式サイトで最新の学費情報を確認してください。文系学部と理系学部では費用に大きな差があることも覚えておきましょう。

中央大学の奨学金制度

中央大学には給付型・貸与型・授業料減免など複数の奨学金制度があります。代表的なものとして、経済的に困難な家庭の学生を対象とした「中央大学給付奨学金」や、入学試験の成績優秀者を対象とした「ヤオコー奨学金」などがあります。

また、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金も併用できるため、経済的な不安がある場合は出願前に制度内容を調べておくと安心です。

法政大学の奨学金制度

法政大学にも給付型・貸与型・特待生制度などが整っています。特に「法政大学特待生制度」は入学試験の成績上位者に対して授業料の一部を免除するもので、成績優秀な受験生には大きなメリットとなります。

奨学金制度は毎年変わることがあるため、最新情報は必ず公式サイトまたは資料請求で確認するようにしてください。奨学金の申請手続きは入学後に行うことが多いですが、制度の存在を知っておくことが大切です。


校風・学生の雰囲気を比較する

学力だけでなく「大学の雰囲気が自分に合うか」という点も、充実した大学生活を送るうえで非常に重要です。中央大学と法政大学では校風や学生気質にも違いがあります。オープンキャンパスや在校生の話を通じて、自分が心地よく過ごせる環境かどうかを確認してみましょう。

中央大学の学生気質と雰囲気

中央大学の学生は「真面目でストイック、資格・就職を意識した目標志向型」と評されることが多いです。特に法学部・商学部の学生は在学中から司法試験・公認会計士試験に向けて勉強している人も多く、学習意欲の高い環境が整っています。

サークル活動も活発で、硬式野球・ラグビー・陸上競技などの体育会系クラブが強く、全国大会レベルの活躍を見せています。勉強とスポーツを両立させたい人にとって魅力的な環境です。

法政大学の学生気質と雰囲気

法政大学の学生は「自由でアクティブ、個性を大切にする多様な人材が集まる」と評されることが多いです。学部の多様性が高く、学生同士で異なる専門分野の知識を持ち合っているため、刺激的な交流が生まれやすい環境です。

特にキャリアデザイン学部や社会学部は「将来やりたいことはあるが、まだ模索中」という学生に向いた学部として人気です。固定されたキャリアパスにとらわれず、自分らしい道を探したいという人に合っています。

オープンキャンパスで雰囲気を体感しよう

校風は文章で読むだけでは伝わりにくい部分もあります。オープンキャンパスに実際に足を運んで、キャンパスの空気感や在校生の様子を見るのが一番の判断材料になります。

中央大学・法政大学ともに毎年夏(7〜8月)を中心にオープンキャンパスを開催しています。授業体験・個別相談・施設見学などができるため、ぜひ参加してみてください。高校1〜2年生のうちから早めに足を運ぶことをおすすめします。


あなたに合うのはどっち?タイプ別おすすめ診断

ここまで中央大学と法政大学を様々な角度から比較してきました。最後に、あなたの志望や特徴に合わせて「どちらが向いているか」を整理します。もちろん最終的な判断は自分自身でする必要がありますが、ひとつの参考にしてみてください。

中央大学が向いているタイプ

以下のような特徴に当てはまる受験生には、中央大学が向いているかもしれません。

  • 法曹や公認会計士・税理士など、専門的な資格職を目指している
  • 落ち着いた環境でじっくり勉強に集中したい
  • 法学・商学・経済学の分野に強い関心がある
  • 広いキャンパスで伸び伸びとキャンパスライフを過ごしたい
  • 金融・コンサル・法曹系の就職を目指している

特に「将来は弁護士や会計士になりたい」という明確な目標を持っている受験生にとって、中央大学の環境は非常に強力なサポートを提供してくれます。同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨できる環境は、資格試験対策において大きな強みです。

法政大学が向いているタイプ

以下のような特徴に当てはまる受験生には、法政大学が向いているかもしれません。

  • 多様な学部・分野に興味があり、まだ進路を探している
  • 都心のキャンパスでアクティブな大学生活を楽しみたい
  • スポーツ・デザイン・社会学・マスコミ系の分野に関心がある
  • インターンやアルバイトなど学外活動を積極的に行いたい
  • 自由な雰囲気の中で個性を伸ばしたい

「まだやりたいことが固まっていない」という受験生にとって、法政大学の多様な学部環境は自分の可能性を広げる絶好の場所になります。大学に入ってから専門分野を絞っていくスタイルに合っています。

どちらも受けるのがベスト!併願戦略のすすめ

中央大学と法政大学はMARCHの中でも難易度が近く、両方を併願する受験生はとても多いです。志望順位をあらかじめ決めておきつつ、どちらにも合格できるよう対策を進めることが理想的です。

予備校選びも重要です。中央大学・法政大学の入試対策に実績のある予備校として、河合塾・駿台予備校・東進ハイスクール・増田塾などが挙げられます。それぞれの講師の指導スタイルやカリキュラムを比較し、自分に合った環境を選んでみてください。

合格をつかむために一番大切なのは、自分に合った学習環境を早めに整え、地道に努力を続けることです。この記事が受験生の皆さんの大学選びに少しでもお役に立てることを願っています。


まとめ:中央大学と法政大学、どちらを選ぶべきか

この記事では、中央大学と法政大学を以下の観点から徹底的に比較してきました。

  • 大学の基本情報・歴史・学部数の違い
  • 偏差値・入試形式の違いと受験戦略
  • キャンパスの立地・生活環境の比較
  • 就職実績・強い業界の違い
  • 学費・奨学金制度の比較
  • 校風・学生の雰囲気の違い

中央大学は法学・資格・金融系のキャリアを目指す受験生に、法政大学は多様な分野に興味を持ちアクティブな大学生活を送りたい受験生に向いています。どちらが「正解」かはなく、自分の目標と性格に合った環境を選ぶことが大切です。

まずはオープンキャンパスに参加して、自分の目でキャンパスを確かめてみましょう。それぞれの大学の雰囲気を体感することで、きっと「ここで学びたい」という感覚が生まれてくるはずです。受験勉強と並行しながら、しっかりと情報収集を進めていきましょう。

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