英語長文読解が大学受験で重要な理由
大学受験において、英語長文読解は合否を分ける最も重要な分野の一つです。共通テストでも各大学の個別試験でも、試験時間の大半を長文読解が占めています。単語や文法の知識だけでは太刀打ちできない、総合的な英語力が試される分野といえるでしょう。
多くの受験生が苦手意識を持つ長文読解ですが、正しい勉強法を実践すれば確実に得点源にできます。この記事では、基礎から応用まで段階的に長文読解力を高める方法をお伝えします。
配点の高さが合否を左右する
英語長文読解は、ほとんどの大学入試で全体の60~80%の配点を占めています。共通テストの英語リーディングでは100点満点中、長文読解関連の問題が約80点分を占めており、ここで得点できなければ高得点は望めません。
私立大学の個別試験でも状況は同じです。早稲田大学や慶應義塾大学などの難関私大では、700~1000語程度の長文が3~4題出題され、試験時間90分のうち80分以上を長文読解に費やすことになります。MARCHレベルの大学でも、長文読解の配点は全体の70%程度を占めています。
国公立大学の二次試験では記述式の問題が中心となり、長文の内容を正確に理解した上で日本語で説明する力が求められます。東京大学や京都大学では、複雑な構造の英文を正確に読み解く力が合否に直結します。部分点を積み重ねるためにも、長文読解の基礎力は不可欠です。
このように、どの大学を目指すにしても長文読解で得点できなければ合格は難しいのが現実です。逆に言えば、長文読解を得意分野にできれば、それだけで大きなアドバンテージを得られます。配点の高さを考えると、長文読解の対策に時間を費やすことは最も効率的な受験戦略といえます。
全ての大学で出題される必須分野
英語長文読解は、受験する大学や学部を問わず必ず出題される分野です。文系でも理系でも、国公立でも私立でも、この事実は変わりません。つまり、どのような進路を選択するとしても、長文読解から逃れることはできないのです。
大学によって出題形式や難易度には差がありますが、基本的な読解力は共通して求められます。関西大学や近畿大学などの関関同立では500~700語程度の標準的な長文が出題されますし、日東駒専レベルでも400~600語の長文が複数題出題されます。地方国公立大学でも同様の傾向が見られます。
また、推薦入試や総合型選抜でも英語長文読解は重要です。小論文と英語の試験を課す大学では、英語で長文読解が出題されるケースが多く、一般入試と同等の対策が必要になります。英検やTEAPなどの外部検定試験を利用する場合でも、リーディングセクションでは長文読解が中心となります。
さらに、入学後の大学の授業でも英語の文献を読む機会は多くあります。特に理系学部では英語の論文を読む能力が求められますし、文系学部でもゼミや卒業論文の執筆で英語の資料を参照することになります。つまり、長文読解力は大学受験だけでなく、その先の学びにも直結する重要なスキルなのです。
他の科目にも応用できる思考力が身につく
英語長文読解の学習を通じて身につく力は、英語という科目の枠を超えて広く応用できます。長文を読み解く過程で培われる論理的思考力や情報処理能力は、現代文や小論文、さらには数学の文章題を解く際にも役立ちます。
長文読解では、筆者の主張を正確に把握し、段落ごとの関係性を理解し、全体の構造を捉える必要があります。この作業は、現代文で評論文を読む際の思考プロセスと本質的に同じです。ディスコースマーカー(つなぎ言葉)に注目して文章の流れを追う技術は、日本語の文章を読む際にもそのまま活用できます。
また、限られた時間内で複数の長文を処理する経験は、情報の優先順位をつける力を養います。どの部分を精読し、どの部分を速読するか判断する能力は、大学入学後のレポート作成や資料読解でも重要になります。
さらに、長文読解の訓練を通じて集中力や粘り強さも鍛えられます。最初は理解できなかった文章でも、何度も読み返したり調べたりする中で徐々に意味が分かってくる経験は、困難な問題に取り組む姿勢を育てます。このような学習習慣は、他の科目の勉強や将来のキャリアでも大きな財産となるでしょう。
英語長文読解でつまずく3つの原因
多くの受験生が英語長文読解に苦手意識を持っていますが、その原因は大きく3つに分類できます。単語力や文法知識の不足、読むスピードの遅さ、そして設問の解き方を知らないことです。
これらの課題を一つずつクリアしていけば、確実に長文読解力は向上します。まずは自分がどこでつまずいているのかを正確に把握することが、効果的な対策の第一歩となります。
単語力・文法知識の不足
英語長文読解で最も基本的な問題は、単語や文法の知識が足りないことです。どんなに読解テクニックを学んでも、文章を構成する単語の意味が分からなければ内容を理解することはできません。特に受験英語では、高校の教科書レベルを超えた語彙が頻繁に登場します。
大学受験に必要な英単語数は、一般的に4000~6000語程度とされています。共通テストレベルであれば4000語程度で対応できますが、早稲田大学や慶應義塾大学などの難関私大を目指す場合は6000語以上の語彙力が必要です。しかし、多くの受験生は2000~3000語程度の段階で長文読解に取り組み始めるため、文章の半分も理解できない状態になってしまいます。
文法知識の不足も深刻な問題です。特に関係代名詞や分詞構文などの複雑な構文が理解できないと、長い一文の構造が把握できず、誤読につながります。「この文のどこが主語で、どこが動詞なのか分からない」という状態では、正確な読解は不可能です。
また、単語や文法を個別に覚えていても、それらを組み合わせて実際の文章で使う経験が少ないと、長文になった途端に応用できなくなります。単語帳で覚えた単語でも、文脈の中で出てくると意味が取れないという経験をした人は多いでしょう。基礎知識を実践的な読解力に変換するための架け橋が必要なのです。
読むスピードが遅い
単語や文法の知識があっても、読むスピードが遅ければ試験時間内に全問解き切れません。共通テストの英語リーディングでは80分で約5000語を処理する必要があり、1分間に60語程度のスピードが求められます。しかし、多くの受験生は1分間に30~40語程度しか読めず、時間切れになってしまいます。
読むスピードが遅い原因の一つは、一語一語を日本語に訳しながら読む習慣です。「返り読み」と呼ばれるこの読み方では、英語の語順で理解するのではなく、日本語の語順に並べ替えて理解しようとするため、どうしても時間がかかります。短い文章なら問題ありませんが、500語以上の長文ではこの方法は非効率的です。
また、音読の経験が少ないことも読解スピードの遅さにつながります。黙読だけで学習していると、英語のリズムや区切り方が身につかず、スムーズに読み進めることができません。音読を繰り返すことで、意味のまとまりごとに英文を処理する力が養われます。
さらに、知らない単語が出てくるたびに立ち止まってしまう習慣も問題です。実際の試験では辞書は使えませんから、未知の単語があっても文脈から推測して読み進める力が必要です。完璧に理解しようとするあまり、一つの単語で止まってしまうと、全体の流れを見失い、結果として内容理解が浅くなってしまいます。
設問の解き方を知らない
長文が読めても、設問に正確に答えられなければ得点にはなりません。多くの受験生は、文章全体をなんとなく理解しただけで設問に取り組み、正解を逃してしまいます。設問には明確なパターンがあり、それぞれに適した解答戦略があることを知らないのです。
例えば、内容一致問題では選択肢の一つ一つを本文と照合する必要がありますが、どこを見れば答えが書いてあるか分からず時間を浪費する受験生が多くいます。早稲田大学の政治経済学部や法学部では、長文1題に対して10個以上の選択肢から正しいものを選ぶ問題が出題されますが、効率的な解法を知らないと時間が足りなくなります。
空所補充問題や整序問題も、文法知識だけでなく文脈理解が求められます。前後の文章の論理関係を正確に把握していないと、文法的には正しくても文脈に合わない選択肢を選んでしまいます。特にディスコースマーカーを問う問題では、段落間のつながりを理解する力が試されます。
記述式の和訳問題や説明問題では、採点基準を意識した答案作成が重要です。東京大学や一橋大学などの国公立大学の二次試験では、下線部だけでなくその前後の文脈も踏まえた和訳が求められます。また、指示語の内容を答える問題では、具体的にどこまで含めるべきか判断する力が必要です。設問タイプごとの解法パターンを身につけることで、得点力は大きく向上します。
基礎から始める英語長文読解の勉強法
英語長文読解の力を伸ばすには、段階的なアプローチが重要です。いきなり難しい長文に挑戦しても挫折するだけですので、まずは確実な基礎を固めることから始めましょう。
ここでは、初心者でも無理なく長文読解力を高められる具体的な勉強法を紹介します。毎日コツコツと続けることで、3か月後には確実な成長を実感できるはずです。
単語・文法の土台を固める
長文読解の勉強を始める前に、まずは単語と文法の基礎をしっかりと固める必要があります。この土台がないまま長文に取り組んでも、効率が悪く、時間の無駄になってしまいます。最低でも高校基礎レベルの単語2000語と、基本文法の全範囲を理解してから長文学習に進みましょう。
単語学習では、「ターゲット1900」や「システム英単語」などの定番単語帳を1冊完璧にすることをおすすめします。河合塾の調査によれば、偏差値60以上の受験生の90%以上が単語帳を1冊完成させています。ただし、単に暗記するのではなく、例文ごと覚えることで実際の使い方も理解できるようにしましょう。
文法学習では、「Vintage」や「Next Stage」などの問題集を使って知識を定着させます。ただし、文法問題を解くだけでなく、「総合英語Evergreen」のような参考書で理屈を理解することも大切です。特に関係代名詞、不定詞、分詞、仮定法といった長文で頻出する文法項目は重点的に学習しましょう。
また、単語と文法を別々に勉強するのではなく、短い英文を使って両方を同時に学習する方法も効果的です。「英語長文レベル別問題集1」のような初級教材を使えば、基礎的な単語と文法を確認しながら、徐々に長文に慣れていくことができます。焦らず、基礎を徹底的に固めることが、その後の伸びにつながります。
短い文章から読解練習を始める
基礎が固まったら、いきなり500語以上の長文に挑戦するのではなく、100~200語程度の短い文章から読解練習を始めることが重要です。短い文章であれば、一文一文を丁寧に読み解く余裕があり、正確な読解の訓練になります。
「英語長文レベル別問題集2」や「やっておきたい英語長文300」は、200~300語程度の適度な長さの文章が収録されており、初級者の読解練習に最適です。これらの教材では、文章の構造や段落の役割を意識しながら読む訓練ができます。まずは1日1題を目標に、丁寧に取り組みましょう。
読解練習では、以下のステップを踏むことをおすすめします。
| ステップ | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 1. 初読 | 辞書を使わずに一度読み通す | 全体の流れを掴む |
| 2. 精読 | 分からない単語を調べ、構文を分析する | 正確な理解を深める |
| 3. 音読 | スラスラ読めるまで5回以上音読する | 英語のリズムを体得する |
| 4. 復習 | 翌日以降に再度読み返す | 定着を確認する |
この4ステップを1つの文章に対して実践することで、単に答えを知るだけでなく、読解プロセス自体が身についていきます。特に音読のステップは重要で、声に出して読むことで英語の語順のまま理解する力が養われます。
また、読んだ文章の要約を日本語で書いてみることも効果的です。150語程度の文章を50字程度で要約する練習をすると、主題を正確に捉える力が鍛えられます。この力は、内容一致問題や主旨把握問題を解く際に直接役立ちます。短い文章での訓練を積み重ねることで、長文に対する抵抗感も徐々に薄れていくでしょう。
音読とスラッシュリーディングを取り入れる
読解スピードと理解度を同時に高める最も効果的な方法が、音読とスラッシュリーディングの組み合わせです。これらの学習法は、東京大学や京都大学などの難関大学合格者の多くが実践していることが分かっています。
音読は、英文を声に出して読むことで、目だけでなく耳や口も使って英語を処理する訓練です。黙読だけでは気づかない英語のリズムや区切りを体感でき、自然な速度で英語を理解する力が身につきます。1つの文章を最低5回、できれば10回以上音読することで、英語の語順のまま理解する感覚が養われます。
スラッシュリーディングは、意味のまとまりごとに区切りながら読む方法です。例えば、以下のように文章を区切ります。
Many students / find it difficult / to understand long English passages / because they try to translate / every single word / into Japanese.
このように区切ることで、英語の語順のまま前から理解する習慣が身につきます。最初は区切り方が分からないかもしれませんが、主語、動詞、目的語などの文の要素や、前置詞句、接続詞などを目印にすると良いでしょう。慣れてくると、自然と意味のまとまりが見えるようになります。
音読とスラッシュリーディングを組み合わせる場合は、まずスラッシュを入れて文の構造を把握し、その後スラッシュごとに区切りながら音読します。これを繰り返すことで、返り読みをせずに英文を処理する力が飛躍的に向上します。河合塾や駿台予備校の多くの講師も、この学習法を推奨しています。毎日30分程度でも継続すれば、1か月後には明確な効果を実感できるはずです。
毎日継続できる学習計画を立てる
英語長文読解の力は、短期間で劇的に伸びるものではありません。毎日コツコツと継続することが最も重要です。そのためには、無理のない学習計画を立て、習慣化することが成功の鍵となります。
まず、1日あたりの学習時間と内容を明確にしましょう。例えば、以下のような計画が考えられます。
- 平日:長文1題(200~300語)を精読・音読で30分
- 週末:長文2題(合計500~700語)を精読・音読で60分
- 復習日:週に1回、その週に読んだ文章を全て音読し直す
この計画であれば、週に7~9題の長文に取り組むことができ、3か月で約100題の長文を読むことになります。河合塾の調査では、難関大学合格者は受験までに平均200題以上の長文を読んでいるというデータがありますので、高2の段階から始めれば十分な量を確保できます。
学習時間帯も固定することをおすすめします。朝の時間帯は脳が最も活性化しているため、難しい長文読解に適しています。毎朝30分早く起きて長文に取り組む習慣をつければ、受験までに膨大な読解量を積むことができます。夜型の人は、帰宅後すぐや夕食前など、疲れる前の時間帯を選ぶと良いでしょう。
また、進捗を記録することも継続のコツです。ノートやアプリを使って、読んだ長文のタイトル、語数、かかった時間、正答率などを記録しましょう。成長が可視化されることで、モチベーションの維持につながります。特に正答率の推移をグラフ化すると、自分の成長が一目で分かり、励みになります。予備校や塾に通っている場合は、講師に進捗を報告し、アドバイスをもらうことも効果的です。
レベル別おすすめ参考書と問題集
英語長文読解の力を伸ばすには、自分のレベルに合った教材を選ぶことが非常に重要です。難しすぎる教材では挫折しますし、簡単すぎる教材では成長できません。
ここでは、偏差値帯別におすすめの参考書と問題集を紹介します。自分の現在の実力を正確に把握し、最適な教材を選びましょう。
初級レベル(偏差値40~50)向け教材
偏差値40~50の段階では、まだ基礎的な単語や文法が定着していない可能性が高いため、長文読解の前に基礎固めが最優先です。しかし、並行して易しい長文に触れることで、読解への抵抗感を減らすことができます。
この段階でおすすめの教材は「英語長文レベル別問題集1・2」(東進ブックス)です。レベル1は100~150語程度、レベル2は150~250語程度の文章が収録されており、中学英語から高校基礎レベルへの橋渡しに最適です。各文章には詳しい構文解説がついているため、文法知識の確認もできます。
また、「大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編」(東進ブックス)は、長文を読むために必要な文法を体系的に学べる参考書です。この本で文法の基礎を固めつつ、「ハイパートレーニング レベル1」で短い長文に挑戦すると良いでしょう。ハイパートレーニングシリーズは、SVOCの振り方や構文の取り方が詳しく解説されており、精読の訓練に適しています。
単語帳は「システム英単語Basic」や「ターゲット1400」から始めましょう。これらは基礎的な1400~1500語を収録しており、共通テストや日東駒専レベルの長文を読むための土台となります。毎日50語ずつ覚えれば、1か月で一周できます。
さらに、「イチから鍛える英語長文300」(学研プラス)も初級者におすすめです。この教材は200~300語の文章が12題収録されており、段落ごとの要旨をまとめる練習ができます。長文の構造を理解する力を養うのに適した一冊です。焦らず基礎を固めることが、その後の飛躍につながります。
中級レベル(偏差値50~60)向け教材
偏差値50~60の段階では、基礎は固まっているものの、難関大学レベルの長文にはまだ対応できない状態です。この段階では、標準的な長文を確実に読みこなす力を養い、徐々に難易度を上げていくことが重要です。
「やっておきたい英語長文300」(河合出版)は、この段階で必ず取り組むべき定番教材です。300語前後の良質な長文が30題収録されており、共通テストやMARCH、関関同立レベルの長文に対応できる力が身につきます。1題ずつ丁寧に精読し、全文を音読することで、読解の基礎体力が養われます。
文法面では「Vintage」や「Next Stage」などの問題集を完璧にしましょう。また、構文把握の力を高めるために「英文解釈の技術70」(桐原書店)に取り組むことをおすすめします。この本では、複雑な構文を正確に読み解く技術が体系的に学べます。特に関係代名詞の非制限用法や分詞構文など、長文で頻出する構文を重点的に扱っています。
単語帳は「ターゲット1900」や「システム英単語」の標準レベルまで完成させましょう。偏差値60を目指すには4000語程度の語彙が必要です。また、「速読英単語 必修編」(Z会)を使えば、長文を読みながら単語を覚えることができ、一石二鳥です。
さらに、「英語長文レベル別問題集4」や「イチから鍛える英語長文500」に進むことで、400~500語レベルの長文に慣れることができます。このレベルの長文をスムーズに読めるようになれば、共通テストで8割以上、MARCHや関関同立の合格ラインが見えてきます。週に5~7題のペースで取り組み、3か月で50題以上を目標にしましょう。
上級レベル(偏差値60以上)向け教材
偏差値60以上の段階では、早慶や旧帝大などの難関大学を視野に入れた対策が必要です。このレベルでは、単に文章が読めるだけでなく、複雑な論理展開を正確に把握し、設問に的確に答える高度な読解力が求められます。
「やっておきたい英語長文500」「やっておきたい英語長文700」(河合出版)は、難関大学を目指す受験生の必須教材です。500では400~600語、700では600~900語の骨太な長文が収録されており、早稲田大学や慶應義塾大学の過去問に匹敵する難易度です。特に700は、抽象度の高い評論文が多く、論理的思考力を鍛えるのに最適です。
構文解釈では「英文解釈の技術100」(桐原書店)や「ポレポレ英文読解プロセス50」(代々木ライブラリー)に取り組みましょう。これらの教材では、東京大学や京都大学で出題されるような複雑な構文を読み解く訓練ができます。特にポレポレは、一文が長く複雑な英文を扱っており、精読力の向上に効果的です。
単語帳は「単語王2202」や「鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁」など、難関大学向けの高度な語彙を扱った教材を使いましょう。早稲田大学政治経済学部や慶應義塾大学法学部では、6000語レベルの単語が普通に出題されます。また、「リンガメタリカ」(Z会)で学術的なテーマの背景知識を身につけることも重要です。
さらに、「英語長文レベル別問題集6」や「The Rules英語長文問題集4」など、最難関レベルの問題集にも挑戦しましょう。これらの教材では、800~1000語を超える超長文も扱われており、試験本番での集中力や時間配分の感覚を養うことができます。この段階では量よりも質を重視し、1題を徹底的に読み込むことで、真の読解力が身につきます。
難関大学別の対策問題集
志望大学が決まっている場合は、大学別の対策問題集に取り組むことで、出題傾向に特化した対策ができます。各大学には独自の出題スタイルや頻出テーマがあり、それに慣れることが合格への近道です。
早稲田大学を目指す場合は、「早稲田の英語」(教学社)や「プラチナルール 早稲田の英語」(KADOKAWA)がおすすめです。早稲田大学は学部ごとに問題の特徴が大きく異なり、政治経済学部では抽象的な評論文、文学部では文学作品の抜粋、商学部では会話文やエッセイが頻出します。これらの教材では、学部別の傾向と対策が詳しく解説されています。
慶應義塾大学対策では、「慶應の英語」(教学社)や「慶應義塾大学の英語 第8版」(東京図書)を使いましょう。慶應義塾大学は特に法学部と経済学部の長文が難関で、800~1000語の骨太な英文が出題されます。記述式の和訳問題も多く、精密な構文把握と日本語表現力が求められます。
東京大学や京都大学などの国公立大学を目指す場合は、「東大の英語25カ年」「京大の英語25カ年」(教学社)が定番です。これらの赤本では、過去25年分の問題を通じて、大学の求める読解力のレベルを体感できます。特に東京大学では、要約問題や段落整序問題など、特殊な出題形式に慣れることが重要です。
また、「一橋大の英語15カ年」や「大阪大の英語15カ年」など、志望校の過去問集があれば必ず取り組みましょう。河合塾や駿台予備校、東進ハイスクールなどの予備校では、大学別の対策講座も開講されているため、独学が難しい場合はこれらを活用するのも一つの方法です。過去問演習は、受験の最終段階で最も効果的な学習法といえます。
実践的な長文読解テクニック
基礎力が身についたら、次は効率的に長文を読み解くテクニックを習得しましょう。闇雲に読むのではなく、戦略的に文章にアプローチすることで、正答率と時間効率が大きく向上します。
ここでは、難関大学の入試でも通用する実践的な読解テクニックを紹介します。これらの技術を身につければ、長文問題への自信が格段に高まるはずです。
パラグラフリーディングの基本
パラグラフリーディングとは、段落ごとの要点を把握しながら読み進める技術です。この方法を使えば、長文全体の構造を効率的に理解でき、設問にも素早く答えられるようになります。特に500語以上の長文では、この読み方が必須です。
パラグラフリーディングの基本は、各段落の最初の1~2文(トピックセンテンス)と最後の文に注目することです。多くの英文では、段落の冒頭で主張や話題を提示し、中盤で具体例や説明を加え、最後にまとめや結論を述べる構造になっています。このトピックセンテンスを意識的に読むことで、段落の要旨を素早く把握できます。
実際の読解では、以下のような手順で進めます。
- 第1段落を読み、文章全体のテーマを把握する
- 各段落のトピックセンテンスを読み、段落の役割を理解する
- 段落間の関係性(対比、因果、具体例など)を意識する
- 最終段落で筆者の結論や主張を確認する
この読み方を実践すると、文章全体の論理構造が見えてきます。例えば、慶應義塾大学の長文では、問題提起→具体例→反論→筆者の主張という展開が多く見られます。早稲田大学政治経済学部では、複数の視点を紹介した後に筆者の立場を示すパターンが頻出です。このような文章構造のパターンを理解していれば、初見の文章でも内容を予測しながら読むことができます。
また、パラグラフリーディングは設問を解く際にも役立ちます。内容一致問題では、選択肢ごとに対応する段落を特定できますし、主旨把握問題では最初と最後の段落に答えがあることが多いです。河合塾や駿台予備校の講師も、このテクニックを積極的に指導しています。
ディスコースマーカーに注目する
ディスコースマーカーとは、文章の流れを示すつなぎ言葉や接続表現のことです。これらに注目することで、文章の論理展開を正確に把握でき、筆者の意図を読み取りやすくなります。
代表的なディスコースマーカーとその役割を以下の表にまとめました。
| 種類 | 表現例 | 意味・役割 |
|---|---|---|
| 追加・列挙 | Moreover, Furthermore, In addition, Additionally | 前の内容に情報を追加する |
| 対比・逆接 | However, Nevertheless, On the other hand, In contrast | 前の内容と反対の情報を示す |
| 因果関係 | Therefore, Thus, Consequently, As a result | 原因から結果への流れを示す |
| 具体例 | For example, For instance, Such as, Specifically | 抽象的な内容を具体化する |
| まとめ・結論 | In conclusion, To sum up, In short, Overall | これまでの内容をまとめる |
これらのディスコースマーカーを見つけたら、そこで文章の流れが変わることを意識しましょう。特にHowever や On the other hand などの逆接表現の後には、筆者の本当の主張が来ることが多いです。東京大学や一橋大学の入試では、この逆接の後の内容が設問になることが頻繁にあります。
また、空所補充問題では、ディスコースマーカーを問う問題が頻出します。前後の文脈から論理関係を判断し、適切なつなぎ言葉を選ぶ力が求められます。早稲田大学や慶應義塾大学の過去問を解く際は、ディスコースマーカーに印をつけながら読む習慣をつけると良いでしょう。
さらに、段落の最初にある Firstly, Secondly, Finally などの列挙表現は、文章全体の構造を示す重要なシグナルです。これらを見つけたら、筆者が複数のポイントを順番に説明していることが分かります。このような構造を意識した読み方ができれば、長文読解の精度が格段に上がります。
設問タイプ別の解答戦略
長文読解の設問には明確なパターンがあり、それぞれに最適な解答戦略が存在します。設問タイプごとの解き方を身につけることで、正答率を大きく向上させることができます。
まず、内容一致問題では、選択肢を一つずつ本文と照合する作業が必要です。正解の選択肢は本文の表現を言い換えたものであることが多く、同じ単語が使われていても不正解のケースもあります。早稲田大学や慶應義塾大学では、細部の読み取りを問う内容一致問題が頻出するため、該当箇所を素早く見つける力が重要です。
空所補充問題には、文法型と文脈型の2種類があります。文法型は品詞や時制から判断できますが、文脈型は前後の論理関係を理解する必要があります。特にディスコースマーカーを問う問題では、段落間のつながりを正確に把握することが求められます。MARCHや関関同立レベルでは、このタイプの問題が多く出題されます。
指示語の内容を答える問題では、直前の名詞だけでなく、文や段落全体を指すこともあります。東京大学や京都大学の記述問題では、指示内容を具体的に説明する力が試されます。答案を作成する際は、指示語が指す範囲を正確に特定し、文脈に合った表現で書くことが重要です。
主旨把握問題や要約問題では、細部にとらわれず全体の流れを理解することが大切です。多くの場合、筆者の主張は最初と最後の段落に明示されています。また、However などの逆接表現の後に本論が来ることも多いです。共通テストでは、主旨を問う問題が必ず出題されるため、普段から文章全体の構造を意識する訓練をしましょう。
時間配分のコツ
長文読解で高得点を取るには、適切な時間配分が不可欠です。最後の問題まで解き切れなければ、どんなに読解力があっても得点にはなりません。試験時間を効果的に使う戦略を立てましょう。
まず、試験全体の時間配分を決めます。例えば、共通テストの英語リーディング(80分)では、大問1~3に20分、大問4~6に60分を割り当てるのが一般的です。長文の語数が多い大問4以降に十分な時間を確保することが、高得点の鍵となります。1語あたり0.8~1秒で処理できるようになることを目標にしましょう。
個別の長文問題では、読解と解答にかける時間のバランスが重要です。500語の長文であれば、初読に5分、設問の解答に10分程度が目安です。ただし、これはあくまで標準的なペースであり、難易度によって調整する必要があります。早稲田大学や慶應義塾大学の長文は難易度が高いため、1題に20~25分かかることもあります。
時間配分を守るためのテクニックとして、以下の方法が効果的です。
- 設問を先に読んで、何を問われているか把握してから本文を読む
- 分からない問題は飛ばして、後で戻ってくる
- 記述問題は後回しにし、選択式問題を先に片付ける
- 残り時間を常に意識し、ペース配分を調整する
これらの戦略を実践するには、過去問演習が最も効果的です。実際の試験時間で過去問を解き、自分の時間配分の傾向を把握しましょう。河合塾や駿台予備校の模試でも、本番と同じ時間配分で練習することで、試験本番での対応力が養われます。時間内に解き切る力は、繰り返しの練習でしか身につきません。
予備校・塾で英語長文読解力を伸ばす
独学での長文読解学習に限界を感じたら、予備校や塾を活用することも選択肢の一つです。プロの講師による指導を受けることで、自分では気づかない弱点を発見し、効率的に力を伸ばすことができます。
ただし、予備校や塾にもそれぞれ特徴があり、自分の学習スタイルや目標に合った場所を選ぶことが重要です。ここでは、タイプ別の予備校・塾の特徴と活用法を紹介します。
集団授業型予備校のメリット
河合塾、駿台予備校、代々木ゼミナールなどの大手予備校の集団授業には、独学では得られない多くのメリットがあります。特に長文読解の指導においては、体系的なカリキュラムと経験豊富な講師の解説が大きな武器となります。
集団授業の最大のメリットは、レベル別・志望校別のクラス編成です。河合塾では「ハイレベル英語」「トップレベル英語」など、偏差値帯に応じたクラスが設置されており、自分のレベルに合った授業を受けられます。また、「東大英語」「早慶英語」といった志望大学別の専門講座もあり、出題傾向に特化した対策ができます。
講師の質も予備校の大きな強みです。駿台予備校の竹岡広信先生や河合塾の西きょうじ先生など、長年の指導経験を持つカリスマ講師の授業では、長文読解の本質的なアプローチが学べます。特に、複雑な構文の読み解き方や設問の解法テクニックは、独学では習得しにくい部分です。
また、定期的な模試やテストで自分の位置を確認できる点も重要です。河合塾の全統模試や駿台全国模試では、全国の受験生と比較した偏差値が出るため、客観的に実力を把握できます。模試の結果をもとに、講師から個別にアドバイスをもらえる機会もあります。
ただし、集団授業では質問しにくい、進度が合わないといったデメリットもあります。授業についていくためには、予習・復習を徹底することが不可欠です。予備校の教材だけに頼るのではなく、自習時間を確保して長文読解の練習量を積むことが成功の鍵となります。
個別指導塾の活用法
個別指導塾は、一人ひとりの弱点に特化した指導が受けられる点が最大の魅力です。東進ハイスクールの個別指導部門や武田塾、明光義塾などでは、生徒の理解度に合わせてカリキュラムを柔軟に調整できます。
個別指導が特に効果的なのは、長文読解の基礎が固まっていない段階です。単語や文法の穴を埋めながら、少しずつ長文に慣れていくプロセスでは、集団授業よりも個別指導の方が効率的です。講師が生徒の理解度を確認しながら進めるため、分からないまま先に進むことがありません。
また、特定の大学や問題形式に絞った対策も可能です。例えば、早稲田大学の政治経済学部を志望している場合、その学部特有の抽象的な評論文読解に特化した指導を受けることができます。慶應義塾大学の記述問題対策など、ピンポイントでの指導が必要な場合にも個別指導は有効です。
武田塾のように、自学自習を重視する塾もあります。このタイプの塾では、講師が学習計画を立て、毎週の進捗を確認しながら、効率的な勉強法を指導します。長文読解においても、どの教材をどのように使うか、音読やスラッシュリーディングをどう取り入れるかなど、具体的なアドバイスがもらえます。
ただし、個別指導は費用が高額になりがちです。週1回の指導で月3~5万円程度かかることも珍しくありません。予算に限りがある場合は、苦手分野だけを個別指導で補強し、それ以外は独学や映像授業を活用するなど、組み合わせて利用することも検討しましょう。
オンライン予備校という選択肢
近年、スタディサプリやN予備校などのオンライン予備校が急速に普及しています。これらのサービスは、場所や時間を選ばず学習できる利便性と、圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。
スタディサプリでは、関正生先生や肘井学先生など、実力派講師の長文読解講座を月額2,178円(税込)で受講できます。高1・高2向けの基礎レベルから、難関大学対策のハイレベル講座まで幅広く揃っており、自分のペースで学習を進められます。何度でも繰り返し視聴できる点も大きなメリットです。
オンライン予備校の長文読解講座では、読解の手順を段階的に学べます。例えば、スタディサプリの「英語長文読解講座」では、パラグラフリーディングやディスコースマーカーの使い方など、実践的なテクニックが体系的に解説されています。映像を見ながら実際に問題を解くことで、講師の思考プロセスを追体験できます。
また、東進ハイスクールの東進衛星予備校も、映像授業を中心としたシステムです。安河内哲也先生や今井宏先生など、カリスマ講師の授業を全国どこでも受講できます。東進では、講座修了後に確認テストがあり、理解度を確認しながら進められる仕組みになっています。
ただし、オンライン予備校には自己管理能力が求められます。いつでも学習できる分、サボってしまうリスクもあります。学習計画を立て、毎日決まった時間に視聴する習慣をつけることが成功の秘訣です。また、分からないことをすぐに質問できないため、基礎がある程度固まってから活用する方が効果的でしょう。地方在住で予備校に通えない場合や、費用を抑えたい場合には、オンライン予備校は非常に有力な選択肢となります。
志望大学別の長文読解対策
大学によって長文読解の出題傾向は大きく異なります。志望校が決まったら、その大学の特徴を把握し、的を絞った対策を行うことが合格への近道です。
ここでは、国公立大学、私立大学、共通テストのそれぞれについて、長文読解の傾向と効果的な対策法を解説します。志望校に合わせた準備を進めましょう。
国公立大学の二次試験対策
国公立大学の二次試験では、記述式の問題が中心となります。選択肢から選ぶのではなく、自分の言葉で説明する力が求められるため、私立大学とは異なる対策が必要です。
東京大学の英語では、500~700語程度の長文が3~4題出題されます。特徴的なのは、段落整序問題や要約問題など、文章構造の理解を問う設問が多いことです。また、下線部和訳では、直訳ではなく文脈を踏まえた自然な日本語表現が求められます。対策としては、「東大の英語25カ年」で過去問演習を繰り返し、答案の書き方を身につけることが重要です。
京都大学の英語は、和訳問題の難易度が非常に高いことで知られています。複雑な構文を正確に読み解き、適切な日本語に翻訳する力が必要です。「ポレポレ英文読解プロセス50」や「英文解釈の技術100」で精密な構文把握の訓練を積むことが効果的です。また、京都大学では英作文も出題されるため、長文読解で学んだ表現を英作文でも使えるように意識しましょう。
一橋大学の英語では、長文の内容を自分の言葉で説明する問題が頻出します。単に内容を理解するだけでなく、それを簡潔に日本語で表現する力が試されます。日頃から長文を読んだ後に要約を書く練習をすることで、この力を養うことができます。
地方国公立大学でも記述問題は多く出題されます。北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学などの旧帝大はもちろん、千葉大学、横浜国立大学、神戸大学なども高度な読解力と記述力を求めます。共通テストの勉強だけでは不十分ですので、二次試験の過去問を使った記述対策を必ず行いましょう。
私立大学の傾向と対策
私立大学の長文読解は、選択式問題が中心で、処理速度と正確性が重要になります。大学ごとに出題形式や難易度が大きく異なるため、志望校の傾向を把握した対策が不可欠です。
早稲田大学は学部による出題傾向の差が大きい大学です。政治経済学部では抽象的な評論文が多く、論理的思考力が試されます。文学部では文学作品の抜粋が出題され、行間を読む力が必要です。商学部では会話文やエッセイが頻出し、実用的な英語力が求められます。それぞれの学部の過去問を最低5年分は解き、出題パターンに慣れることが重要です。
慶應義塾大学の長文は、語数が多く内容も高度です。法学部では800~1000語の骨太な評論文が出題され、精密な読解力が必要です。経済学部では記述式の和訳問題もあり、構文把握の正確さが試されます。文学部は比較的読みやすい文章ですが、細部まで正確に理解する力が求められます。「慶應の英語」などの対策本で、学部別の特徴を理解しましょう。
MARCHレベル(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)では、500~700語程度の標準的な長文が出題されます。内容一致問題や空所補充問題が中心で、基本的な読解力があれば対応できます。「やっておきたい英語長文500」レベルの問題集を完璧にすれば、十分合格ラインに達します。
関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)も、MARCHと同様の傾向です。同志社大学はやや難易度が高く、抽象的なテーマが多い傾向があります。立命館大学は会話文や実用文も出題されるため、幅広いジャンルの長文に触れておくことが重要です。関西学院大学や関西大学は比較的標準的な問題が多く、基礎を固めれば高得点が狙えます。
共通テストの長文読解攻略法
共通テストの英語リーディングは、全問が長文読解で構成されています。2021年度からセンター試験に代わって導入された共通テストでは、実用的な英語力を測る問題が増え、速読力がより重要になりました。
共通テストの特徴は、図表や広告、ウェブサイトなど多様な形式の文章が出題されることです。大問1ではポスターや広告、大問2ではブログやレビュー、大問3以降では評論文や説明文が出題されます。このような実用的な文章に慣れることが高得点の鍵です。
時間配分も重要な課題です。80分で約5000語を処理する必要があり、1分間に60語以上のスピードが求められます。大問1~3は比較的短い文章なので素早く処理し、大問4~6に時間を残すことが戦略的です。過去問や予想問題集を使って、本番と同じ時間配分で練習することが不可欠です。
共通テスト対策では、「共通テスト英語リーディング 実戦問題集」(Z会)や「共通テスト総合問題集 英語」(河合出版)などの予想問題集が有効です。また、河合塾や駿台予備校の共通テスト模試を積極的に受験し、実戦経験を積むことも重要です。
設問の解き方にもコツがあります。共通テストでは、設問を先に読んでから本文を読む方が効率的です。何を問われているか分かっていれば、該当箇所を探しながら読めるため、時間短縮になります。また、選択肢は本文の表現を言い換えたものが正解になることが多いため、同じ単語が使われているからといって安易に選ばないよう注意しましょう。
共通テストで8割以上を目指すには、基礎的な単語4000語と文法知識を完璧にした上で、多読による速読力の向上が必要です。毎日1題ずつ長文を読む習慣をつけ、3か月で100題程度を目標にしましょう。東進ハイスクールの「共通テスト対策講座」なども活用しながら、計画的に準備を進めることが合格への道です。